愛犬プリンに捧ぐ

2020年4月8日中国時間午前6時

ブッダの誕生日で
フルムーンの日
三男の入学式の翌日に
我が家の長女愛犬パグのプリンが亡くなりました。
13歳でした。

去年の春、次男が日本の高校に入って
家族の形態が変わると
ガクッと急速に衰えました。
まるで家族の「気」の流れが変わったことを
全身で受け止めているようでした。

目が見えなくなり、耳も遠くなり、
ヨタヨタ歩くようになり
病院に行くと「糖尿病」と診断。
それから朝晩インシュリンを
打つ日々がはじまりました。
歩くといろんなところにぶつかりながら、
耳も聞こえないけれど、
食欲が出て、元気になりました。
動物ってすごいな。
しなやかでたくましいな。
と思ったものです。

それから3人になった家族を
支えてくれました。
三男は学校から帰るとプリンの側で長い間
寄り添っていました。
気持ちを聞いてもらってきたのでしょうね。

コロナで上海に帰れなくなり
いつになくイライラしている三男に
ワケを聞くと
「突然プリンと会えなくなったことが嫌だ」
と言いました。

入学したときも
「念願の日本に来れてよかったね」
という私に
「プリンに会いに一度戻りたい」
と言いました。

プリンは多分分かっていた。
私と三男が戻らない
家族の変化を感じていたのだと思います。

家を建て替えたり
誰かが亡くなったり
そんな気の流れの変化に
動物は敏感だと聞きます。
今回の大きな流れの中でまた
我が家のバランスをとってくれたのだと
思っています。

三男の入学式の夜から呼吸が荒くなり、
病院に連れて行こうと話していた翌日、
フルムーンの日に
主人の出勤前に、
苦しまず、穏やかに呼吸が細くなり
息を引き取りました。
最期のとき、wechatで繋がっていて
私の声を届けることもできました。

「その時」を選んでくれたのだと
思えてなりません。

振り返ると
いつも我が家の中心にいて
辛い時や悲しい時、
側にいるだけでみんなが安心しました。

家族がバラバラになってからも
プリンの話題で繋がることができました。

5人それぞれの場所で
プリンの写真を共有し、
フルムーンを見ました。

我が家に来てくれてありがとう。
いつまでもみんなの心の中に。
お世話になった方々本当にありがとうございました。

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