【第8回】才能のタネ〜好きなことを見つける〜
前回、フロー(好きなことをして没頭すること)の大切さをお伝えしましたが、
よくママたちから
「うちの子好きなことがないんです。」
と相談を受けます。
幼い頃はみんなあった好奇心。
大きくなるにつれて親や学校や社会の規範に合わせるうちに左脳優位になり、
自分が何をしたいのか、何が好きなのかわからなくなるお子さんが多いです。
これは大人も同じ。
「〜するべき」「〜した方が良い」
社会のルール、他人の目を気にして生きている人ほど
幸せを感じにくい世の中です。
6歳までの子供は右脳優位。
自分がやりたいこと、好きなことで動いています。
なのでどんな意味のないことでも、子供が熱中していることをやめさせない。
そこから枝葉になっていろんなものに繋がります。
6歳以上のお子さんで「何事にもやる気がない」「熱中することが何もない」
としたら左脳優位になっているかもです。
でも大丈夫。子育ては何歳からでも気付いた時に修正していけばいい。
ままサプリでは、「実況中継」をお勧めしています。
子供の見えたままをフィードバックする。
長男は音楽、次男は物作りと熱中するもの、得意なものがある中、
三男はなかなか見つかりません。
ちょうど2分の1成人式で、「将来の夢」を発表する機会がありました。
本人が「自分には何もない」というので
実況中継を始めました。
「いつも早く起きれるね」
「犬が大好きだね」
「犬に話しかけて優しいね」
「(バランスボールに乗ってる三男に)バランス感覚がいいよね」
褒める必要もケナす必要もありません。
ポイントは「見たまんま」です。
すると本人も自分では見えなかった自分の特徴に気づき始めます。
同じ頃読んでいた漫画「銀の匙」に影響を受けて
ジョッキーになりたい!!と言い出しました笑
親子でジョッキーにはどうしたらなれるのか調べました。
2分の1成人式の「将来の夢」の発表。
「サッカー選手」「看護婦さん」「学校の先生」などが多い中
ただ1人「ジョッキー」で教室がどよめきました笑
ちなみに今は「テニスの選手」って言ってます。
今はまだまだ道の途中。
いろんな経験して、失敗して選択していけばいいのです。
子供の長所や素敵なところをいち早く見つけてあげられるのは
お母さん。
将来子供が自分らしく、毎日楽しく生きられるよう素質や個性を見つけてあげたいものです。
*このコラムは香港ポケットページ2016年12月に掲載されました。