【第21回】ダブルバインドII

お母さんからの相談でよくあるのが、
「明らかに向いてない習い事なんですが、子供が辞めたくないというんです!」というもの。

これは、長男長女によく見られます。
お父さんやお母さんの表情や反応にとても敏感で、
ご両親に好かれたくて、
常に言葉の裏側にある気持ちを読み取ろうとしているのです。

前回もお話しましたが、

言っていること、
やっていることと、
心で感じている感情が違っていて、
無意識に相手に圧力をかけることを
ダブルバインド(二重拘束)といいます。

実は子育てではよく行われています。

先の、「嫌だったらやめてもいいよ」といいながら、
やめてほしくない感情を子供が感じてやめられない場合や、

早く独り立ちしてほしい、結婚してほしいと言いながら、
親の寂しい気持ちが伝わり、なかなか独り立ちできなかったり、

「お前のためだ」といいながら、
実は親の見栄や体裁のためで、
無言の圧力で子供を服従させたりする場合です。

ダブルバインド(二重拘束)を頻繁に受けて育つと、
人が信じられなくなり、精神を病む人も少なくありません。

親子でよく話し合い、
お互いの心がみえると、
ダブルバインドは起こりにくくなります。

いいことも、
悪いことも感情に蓋をせず、
相手に伝えることが必要です。

「お母さんはこういう理由で、こう感じた。」

理由と感情を丁寧に伝えることができると、
子供の情緒が豊かになります。

私はとても感情的な人間なので、
時に激しく感情だけをぶつけます。

でもそんな時でも、
気持ちが落ち着いてから必ず、
理由を言うようにしています。

そして、感情的になったことを謝ります。

お母さんのいいところを聞くと、
子供たちは口を揃えて
「素直に謝るところ」
と言います。笑

お母さんだって人間です。

その時々の気持ちの変化を包み隠さず伝えていると、
それが子供の心を強くしなやかにするのです。

そして、
様々な価値観がぶつかる社会に出たときに
適応能力のある人に育つのです。

*このコラムは香港ポケットページ2017年3月に掲載されました。

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