過去からでなく未来からやってきた「今」
次男の高校入学式に日本に来ています。
思えばこの高校は5年前、長男の受験時に見学に来た学校です。
学校の理念や校内の様子、飾ってある展示物に長男よりも興味を示していたのは
その頃5年生だった次男だったように思います。
それから4年後、その高校が学校説明会に上海にいらっしゃっいました。
2箇所で行われた説明会。
1箇所は150人の大盛況。
もう1箇所は学校でなかったことあってか、
な、な、なんと!
私1人だけ!!!
という不思議なことになりました笑
そしてPCが投影できないというアクシデントにも恵まれ(笑、
副校長と1対1のプライベートな懇談となりました。
副校長ご自身の息子様のお話や、
学校の様子など赤裸々なお話もお聞きでき、
「ご縁」を強く感じたのは言うまでもありません。
人の転機というものはどこに転がっているか分からないものです。
そして、
その小さな点があれよあれよという間に線となり
現在に繋がることがあるのです。
受験の結果がでる季節。
同年代の友人からもご子息の結果が届きます。
希望の学校に合格できた子、不合格だった子さまざまです。
結果を受けて毎年思うことがあります。
「ああ、彼(彼女)にとって最善な結果なのだろうな」
不合格で気落ちしているお子さんや親である友人にとっては
大変不謹慎な気持ちかも知れませんが、本心です。
私は就職の際に3社受けましたが全滅しました。
すっかり自信をなくし、
なんとなく目に止まった広告代理店での面接、
部屋に入った途端「合格です!」と言われました笑
面白い会社だと思い入社を決めましたが、
とても居心地がよく、間違いなく私の「ホーム」でした。
このときの同期とは今でも変わらぬお付き合いをさせていただいてます。
不合格だった会社はアパレルやジュエリーの会社。
今思うと全く自分のことが分かっていませんでした笑
パラレルワールドという概念をご存知でしょうか?
過去、現在、未来はすべて並行して存在するという考え方です。
私は就職活動のとき、
少ない過去の経験と世間の常識、
周りの意見などで会社を選びすべて失敗しました。
けれどその経験が私を最後の会社に繋げてくれたような気がしています。
過去に答えがあるのだと考えると、人生は不思議なことだらけ。
中国に来たことも、
「ままサプリ」を主宰することになったことも、
過去には全く種がないように見えます。
けれど現在の現象が未来に花咲く「種」なのだとしたら、
ワクワクしませんか?
いい結果も悪い結果もすべて過去ではなく未来から来ています。
その結果、苦労の道を辿ることになったとしても、
きっとその時の「最善」なんだろうといつも思うのです。