【第4回】母性と父性〜女脳と男脳の違い〜

主人が子供に厳しすぎて困っています。

子供がいやだと泣いているのにサッカーの練習に連れていきます。

「泣くな!男だろう!!」と怒鳴りつけます。

「パパサプリ」をやっていただけませんか?

こんなご相談多いです笑

私は「お父さんの子供に対する態度はそれで正解です。」

と答えます。

子供を産むと本能的に「母性」が生まれる母親とは違い、

「父性」はすぐには生まれません。

男性ははるか昔、狩りをしていた時代から、

獲物をしとめ、褒められ評価されることで満たされる生き物。

一方女性は、火を守り情報を共有し合い、助け合って子供を守ってきました。

男性と女性は脳の構造がそもそも違うのです。

自分を必要としてくれ、褒めて評価してくれるものを

男性は守りたいと思います。それが「父性」なのです。

もしもお母さんが毎日お父さんを批判して、

それを見た子供も一緒になってお父さんのいうことを聞かないなら、

残念ながら「父性」が芽生えません。

お父さんを認めて、褒めて、評価していますか?

父性は社会的責任を教える愛。
母性は無償の愛といわれています。

たとえば子供が万引きしたとします。

「バカヤローーー!!」

平手打ちするのがお父さん。

その子の手を引いて、お店に行き、

泣きながら謝るのがお母さん。

お母さんは子供が犯罪者になろうとも、

世界中を敵に回したとしても、

子供を信じることができる愛の人なのです。

地震が起きた時、自分だけ逃げたお父さんが多かったと聞きます笑

お母さんは子供を置いて逃げることはできない。

両者の愛。

どちらがいいとか、悪いとかではないんです。

子供が生きていくうえでどちらも必要な愛。

一番大切なのは夫婦が想いあって尊敬しあって

愛ある過程を築くこと。

そんな土壌で育った子供は太くて長い根を張ります。

それはこれから子供が生きていくうえでの
最高のプレゼントなのです。

*このコラムは2016.11に香港ポケットページに掲載されました。